シロアリの生態

ヤマトシロアリは北海道北部を除くほとんどの日本全土に分布しています。特別塊り状の巣はつくらず、加害箇所が巣をかねており、適当な生活場所と餌をもとめて集団で移動する習性があります。とくに乾燥に弱いので常に湿った木材や土中で生活をしており、建物では主に、土台・床束・大引・ネタ・畳など加害します。ヤマトシロアリの被害は腐朽と同時に起こることが多く食痕は多湿で汚い。                                      

写真は　働きアリでじゅず状の触覚を持つ

シロアリの巣が数万頭の所帯になると、加害箇所より分巣をする役目のニンフと呼ばれる、シロアリが加害材の中で脱皮をし飛立つ準備をします。この東北では４月ころ、黒いハネアリになって飛立つのは、４月下旬から６月上旬の日中蒸し暑い雨上がりの時間に、加害箇所より一斉に飛立ちます。一つの巣の数パーセントの数ですが、数百匹から数千匹が飛立ちます。留守宅では発生した羽アリガ飛立つことが出来ず、部屋中に散らばっておる事にびっくりします。

写真は　ニンフとニンフより脱皮したばかりのハネアリ

シロアリは女王アリを中心に組織され、はたらきアリ・兵隊アリ・ニンフ・王・副王・副女王が一所帯に存在し、女王アリは卵を毎日産卵・はたらきアリは毎日休まず食害に明け暮れ・兵隊アリは仲間を外敵から守る役目とそれぞれ分担しており、人間社会でも学ぶところ多し。加害以は・・・・・

写真は　女王と女王をまもる兵隊アリ